ネーメ・ヤルヴィは、カラヤン、マリナーと並んで史上最も多く録音を残す指揮者のひとりある。
音楽一家で長男パーヴォはN響首席指揮者(2015.9就任)次男クリスチャンも指揮者、長女はフルート奏者である。今回が3度目の指揮台に登場で、お得意の北欧もの“カリンニコフ”の作品ということでNHKホールに足を運びました。尚、前回(2014/1779回定期)はスヴェンセンの交響曲no.1(N響初登場)がとりあげられています。

↑↑↑公演後NHKホール楽屋で、サインが貰えました&握手もです!
鳴り止まぬ拍手の中,何度も舞台を回っては笑いをとる好々爺でした。やっぱり生演奏は最高です!!
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○ クラシック音楽の魅力(音楽との出会い)
音楽にはふたつがある。こちらから踏み込まないと楽しめない音楽と、かってに向こう側から掛け合ってくれる音楽である。クラシック音楽は前者に入り相当に覚悟を決めて取り組まないとドアが開かない。それは割るのに苦労する胡桃にも似て、中身は美味しいがなんといっても殻がやけに堅いことである。楽しみを拒む堅い殻のひとつは演奏時間がポップス等に比べ法外に長く、一時間(オペラになると2~3時間)ちかくも神経を集中し続けるのは慣れないと難しいし、また作品のタイトルが、交響曲XX番yy長調作品zzと無愛想極まりなくこれも不人気の要因であるらしい。だがしかし、抉じ開けたドアに向こう側には、魚で言えば焼魚でも煮魚でもなく、ずばり刺身のそれがある。着る物にたとえると、色柄ではなく、素材そのもの、つまり楽器の響きの美しさをじかに感じとりつつ味わうのがクラシック音楽であります。
そんなクラシック音楽に出会ったのはs39年そう東京オリンピックの年、大学3年のときである。バイトで知り合った音大3年生の彼女。その好きな彼女とコーヒーしながら話してくれたクラシック音楽の世界に耳をすまし聞き入った日々が、全く遠い距離にあったクラシック音楽がいとも抵抗なくむしろ積極的に堅い胡桃の殻に隠しもっていた果実になろうとは・・・
あぁ~一期一会である。その出会がなかったらおそらく、いまのかけがいのない豊かな人生は無かったであろう!まさに私にとっては特別な存在となった。
嗚呼、素晴らしき哉人生。

↑↑↑彼女に薦められ買った最初のレコード(荻窪:新星堂)
《メンデルスゾーン&チャイコフスキーVC:ハイフェッツ(v)ミュンシュ&ライナー》
○ 演奏会場で聴く
それは社会人2年目に入ったs41(1966)年4月、カラヤン4度目の来日(最初はs32)公演、ベルリンフィル/東京文化会館であった。今でも記憶鮮明に覚えている。前売り券を徹夜で日比谷公会堂で並び、最高席3.5千円をゲット、曲目はベートーヴェンの交響曲4&7。われんばかりの拍手にむかえられ指揮台へ、ひきしまった筋肉質の横顔、心もち早めのテンポですすむベートーヴェン。
“指の先から音楽がわき出る”そんな形容から“指揮棒の魔術師”と呼ばれたカラヤンの来日公演であった。まもなく50年になります。

♪karajan/berliner日本公演 東京文化会館/1966・4・3
⇒先日(2014/h26・9・19)久しぶりにNHKホールに足を運んだ。お目当てはブロムシュテットの元気な指揮ぶりを見ること。初来日は1973年(シュターツカペレ・ドレスデン)N響登場は、1981年以来度々共演、名演を披露している。自分が思うにはマタチッチ(1985没)以後日本人に最も 親しまれている指揮者であり、マエストロの来日を心待ちしているフアンが多い。
今回は昨年のブラームス・シリーズに続き、モーツァルト&チャイコフスキーのいずれも作曲者 が書いた最後の三曲の交響曲というユニークな選曲であった。
公演後、87歳の高齢でもありマエストロの記憶を何時までも留めたくサインを貰いました。

〈笑顔でサイン(握手にも)に応じていただき、お願いした日付の日本書きに感動/嬉しかった!〉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⇒今日(2014/h26・11・22)はNHKホールにマチネーに出かけました。N響第1794回定期演奏会、80歳を超えた巨匠でN響共演15年以上になるイタリアのマエストロ、サンティが母国にまつわるプログラムです。サンティ翁のまさにお得意な作品を集められ軽やかな“どろぼうかささぎ”鮮烈な“ローマの謝肉祭”絢爛な“イタリア奇想曲”そしてローマの三部作のひとつ“ローマの松”の華やかなオーケストレーションが堪らないです。チェレスタ、ピアノなどが活躍するほか、鳥の声の録音や舞台袖のトランペットの効果などを加え壮大なクライマックスの4部“アッピア街道の松”規則的に刻まれるリズムで壮麗に展開し当に圧巻です。何度も大きな拍手に応え指揮台に向かう姿に団員からも温かく迎えられてる様子が伺え微笑ましく、自分も会場からうれし涙を流しながら懸命に大きな拍手を送りました。
繰り返されたアンコールもサンティがコンサートマスター(今回はゲスト・コンサートマスター:岡崎慶輔)を引き連れ退場で幕、、サインを貰いたい一心で楽屋に一目散向かったという次第です。

(マエストロ/サンティ翁のサインを楽屋に訪ねいただきました)
サンティさんの顔が1mもない近くで拝見しながら丁寧なサインが貰えました。自然に“サンキュー”の言葉がでていました/宝物がまたひとつ増え超感激。帰り池袋で“hoppy”で乾杯帰宅となりました。
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(記憶に残る来日オーケストラ)
・ヨッフム/ゲバントハウス
・ショルティ/ウィーンフイル

・オーマンディ/フィラデルフィア
・メータ/ロスアンジェルス
・クリップス/サンファランシスコ
・アンセルメ/スイスロマンド

○オペラを生で観る
オペラをみるための方法は二つあり、ひとつは実際の公演をみる、もうひとつはディスク等でみる方法がある。一概にいずれを好しとすわけはいかないが、現実には好きな時に適当な料金でオペラはきけないので、実際の公演でオペラを楽しむ機会は限られる。そんな事情もあって数は少なく、大好きなオペラ “ナブッコ” “シモンボッカネグラ” “ボェーム” “リゴレット” 公演には出向くことにしている。
○私のディスコグラフィー
●レコード
・SP
・LP
●CD
●LD
●DVD
・オペラ
・交響曲&管弦楽
(リスニングルーム?)

(bruckner&knappertsbusch) (cassette tape)
○NHK交響楽団定期演奏会(全記録)
●N響定期演奏会全記録は、こちら





